はじめて浴衣着付け・帯結び方編

初めての浴衣デビュー。ちょっとドキドキしながら浴衣の着付けの準備をしていることと思います。そんな初心者の方向けに、浴衣の着付けと簡単な帯の結び方をイラストで解説します。浴衣の着付けが自分で簡単に出来るようになれば、夏のお出かけが楽しみになりますよ。

浴衣を着付ける前に髪型をセット

浴衣に限らず、着物を着るときには必ず髪の毛をセットしてから着付を始めましょう。メイクも先に済ませておくのがお勧めです。浴衣を着付けてしまうと、帯が崩れたり、ヘアセット剤やメイクで浴衣を汚してしまうことがあるからです。口紅は浴衣についてしまうこともありますので最後がお勧めです。

浴衣の着付準備

浴衣を着る前の準備編です。鏡の前に立って浴衣を着付け始める前にしておくことを確認しましょう。

浴衣の着付けに必要なものリスト
腰ひも

最低2本は用意しましょう。肌襦袢を着る場合は3本あるといいでしょう。

肌襦袢

ゆかた用下着、ステテコなどでも代用可能です。暑い夏、汗を吸い取り動きやすくするためにも必須アイテムです。

あると便利な浴衣の着付けの小物
きものベルト

衿元をきれいに決めて、着崩れを防ぎます。

帯板

帯の間に挟む板です。帯の仕上がりが綺麗になります。夏用のメッシュ素材などがお勧めです。

伊達締め

浴衣に合わせて小物も和小物でそろえるとオシャレ度があがります。

浴衣の小物
下駄

浴衣には素足で履く下駄が似合いますが、底の厚みが薄い草履でも大丈夫です。

袋もの
(手さげ・巾着)

浴衣に合わせて小物も和小物でそろえるとオシャレ度があがります。

はじめての浴衣の着付け・帯結び方編

浴衣の着付け前の準備が整ったら、いよいよ浴衣の着付です。鏡の前で動かずに着付けられるように、腰紐、帯 など着付けに必要なものは順序良く手の届くところに揃えておきましょう。

【1】浴衣を羽織り、上前の幅を決める。上前の端を右腰骨の位置にし、裾線はくるぶしが見えるくらいにする。

【2】上前の幅をずらさないように広げ、下前を巻き上げる。

【3】上前を合わせ、褄先を5cm引き上げる。腰紐は後ろで交差して前に戻し、きつく結ぶ。

【4】身八つ口から両手を入れ、前後のおはしょりを整える。

【5】衣紋を抜き、衿を喉のくぼみ辺りで合わせ、胸下で紐を結ぶ。余分な布は、脇に折り込む。

【6】手先を腕の長さ分とり、折り目が下になるように半分に折る。手先が上にでるようにタレをふた巻きする。

【7】タレの上に手先を重ね、手先が上になるようにひと結びする

【8】手先は、邪魔にならないよう右肩に預け、タレを端から折りたたんで文庫の羽をつくる。

【9】羽を折り寄せ、中心を手先で包み込むように巻き上げる。余った手先は帯の間に隠す。

【10】羽を整え、右回りで後ろで回して完成‼